焦がし | 木象嵌絵画 小森谷徹
焦がしが生む光と影
焦がし技法とは、熱く熱した砂の中に木のパーツを沈め、木材を焦がすことで陰影を生み出す表現方法です。焼き加減を見ながら一つ一つのパーツを丁寧にじっくり焦がしていきます。
色を塗るのではなく、焦がすことで自然な立体感、透明感を表現できます。
ただ平だったパーツに奥行きと存在感が生まれ、表現の幅は大きく広がります。私にとってこの技法は豊かな表現に欠かせない、大切な技法です。